計測支援機器

私ども若林音響では、様々な測定支援機器の設計および制作を承っております。
音響測定は、その測定対象物・測定内容によって多岐にわたる測定方法が考えられます。弊社がご提案する計測支援機器は、ISOやJISの規格に則った測定や、お客様が日常的に行われる測定を合理化してスムーズ&スピーディに正確な測定をするお手伝いをしています。
また、測定業務を行う際に必要となった特殊機器の設計・製作も承っております。


全指向性音源(12面体スピーカー)

ISO規格や新JIS規格に準じた、実験室及び建築物における透過損失測定やホール等の音場測定に用いられます。
オプションとして複数のノイズを入力することができ、放射指向特性を更に向上させることができます。
また、現場測定に便利なキャスター付スタンドも準備しています。

全指向性音源
10cmスピーカ 外寸:324mm
重量:8.2kg
再生周波数:80〜18kHz
許容入力:15W 最大音圧:96dB(1m)
12cmスピーカ 外寸:388mm
重量:9.6kg
再生周波数:70〜20kHz
許容入力:45W 最大音圧:100dB(1m)
16cmスピーカ 外寸:449mm
重量:21.2kg
再生周波数:50〜20kHz
許容入力:65W 最大音圧:103dB(1m)

マイクロフォンローテーター

ISO規格や新JIS規格の、実験室及び建築物における透過損失測定の移動マイクロフォン法による測定に使用できます。
測定不可能なほど低騒音で作動する当社のマイクロフォンローテータは、現場だけでなく実験室における精度の高い測定にも使用が可能です。
これまではISOやJISに従い、実験室における透過損失測定のときにマイクロホンを移動しながら、または多数のマイクロフォンを林立させることにより10点または20点の測定を行いました。
しかしこのマイクロフォンローテーターを利用すると、1周分の音圧レベルを連続積分することにより空間平均音圧レベルを測定することが可能になり、5つの円上を測定するだけで、今までと同様の測定結果を得ることが出来ます。
また、実験室及び現場での使用を考慮し、AC100Vとバッテリーのどちらでも駆動することができます。

マイクロフォンローテーター
  • 回転速度:16、32,64sec/r
  • 回転半径:最大2500mm
  • 基準点信号/無電圧接点(標準)
  • 回転角度指定可能/5度ステップ(オプション)
  • TTL信号(オプション)
  • 回転時騒音:20dB(A)以下

マイクロフォントラバース

JIS、ISO規格等に準じたパワーレベル測定や模型実験測定など様々な測定を、目的に応じた3〜5軸のマイクロフォントラバースにより全自動にてポイント移動、計測機器と連動させた測定が可能です。

マイクロフォントラバース
スタンド型 3軸制御:X、Y、Z、θ、λ方向 移動範囲は打ち合わせによる
5軸制御:X、Y、Z、θ、λ方向
クレーン型 5軸制御:X、Y、Z、θ、λ方向

特殊スピーカシステム

JIS、ISO規格等に準じたパワーレベル測定や模型実験測定など様々な測定を、目的に応じた3〜5軸のマイクロホントラバースにより全自動にてポイント移動、計測機器と連動させた測定が可能です。

特殊スピーカーシステム
  • JIS箱
  • 超広帯域再生スピーカ
  • 低周波再生スピーカ
  • ソニックノイズ用スピーカ

*様々な用途に合わせたスピーカを特注で製作致します。

ターンテーブル

携帯電話など小型の製品の指向特性(どの方向にどれだけ音が放射されるか)を測定するために用いられます。
連続測定を可能にするため殆ど無音状態で回転します。

ターンテーブル