人と音のインターフェースを構築 - 音響試験室


埼玉県環境科学国際センター 殿 無響室

この無響室は公的な機関という性質上、測定対象物が限定できない上に、非常に高度な測定精度が要求されます。そのため非常に大きい室内に加え、800mmもの長さをもつ楔形吸音層を使用しています。また、無響室にはシールドが施され、試験体や測定系に影響を与える外来ノイズの影響を軽減しています。測定ではマイクロホン移動装置を備え、省力化だけでなく、高精度で再現性のある測定が可能です。 上記に挙げた性能を数字化すると右のようになります。

カットオフ周波数 100Hz
暗騒音 15dB(A)  ・ 空調設備稼働時 20dB(A)
マイクロホン移動装置精度 ±5mm以下

上記のほかに、この無響室では種々の測定規格に準じることができるように、分割式の床反射パネルによって半無響室として使用することもできます。